年末になると太陽礼拝を108回行うイベントが日本各地で開催されます。
1年を振り返る
108の煩悩から解放される
なんだか除夜の鐘みたい。
大晦日、そしてお正月を迎えるのが大切な節目となる日本らしいなと思います。
ちょうど年末に重なるのですが、私は冬至を意識してこの時期に108回太陽礼拝を行うことにしました。
太陽が私たちの前に姿を現してくれる時間が最も短くなるとき、それは逆に太陽の存在を強く感じるときにもなるのではと思っています。
極夜の中、恋しかった太陽の光
冷え込んだヒマラヤの朝、葉の霜をキラキラと溶かしていく力強くも柔らかい日の光
私たち地球に生きるものにとって、太陽は無くてはならない存在です。
そんな太陽に感謝の気持ちを込めて太陽礼拝を行います。
と、ここまで気持ちの事ばかりでしたが、太陽礼拝は全身を効率よく動かすことのできるエクササイズにもなることができます。背骨を大きく動かすので座り姿勢の多い方や姿勢が気になる方にも良いですし、きっといつもと違うところが刺激されるので普段運動している方にもおすすめです。呼吸と一緒に背骨を前後に運動させ、自律神経も整えられると言われています。
どのスタイルのものを行うかにもよりますが、私の場合108回の太陽礼拝は90分ほどかかります。回を重ねる毎にしなやかに動けるようになっていき、呼吸と動きの合わさりがどんどん気持ちよくなっていきます。普段のヨガの習慣や体調によっては108回やりきることは難しいかも知れません。ルールは無理をしないこと、ケガをしないこと。それぞれの心と体に合わせて行いましょう。
なかなか一人ではやりづらい108回太陽礼拝。
12月のクラスに来てくださった方は、経験者も初めての方もみなさん108回を行うことができました。
年に一度ではなく、春分などまた何か節目のようなときにできたらと思っています。